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大和郡山市の金魚に癒されて
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皆さん、こんにちは。 最近、春が訪れそうで訪れない、そんな日が続いております。 でも春のシーズンはすぐそこ!
先日まで少しポカポカと暖かかったので、 奈良の大和郡山に行ってきました。 とっても、のどかな町なので癒されます。 観光で訪れている方は自転車を借りて周遊するのが一般的です。 郡山城址、柳澤文庫など見どころも多いところです。
そしてまた、大和郡山は古くから日本の三大金魚生産地として有名です。 亨保9(1724)年、今から約300年前に柳澤吉里が甲斐の国から 大和郡山に移封の際、多くの金魚職人を連れていったので、 後には藩士の副業として発展するほど金魚養殖が盛んになりました。
この地は、生駒山からの伏流水が豊富で、 特に水質にも恵まれましたので、金魚養殖に必要な条件が 揃っていたからと言われています。
自転車で走っていると、いろんな所に金魚の養殖池が 点在しているのを見ることが出来ます。
現在、養殖農家約80戸、年間金魚約8000万匹、 錦鯉約200万匹が生産されています。 毎年2月末頃に、春の風物詩である金魚の初競りが行われます。 大和郡山市では、年間5千万〜6千万匹を取り扱う一大生産地です。 体長4〜5cmのコアカや観賞用のリュウキンなどが たくさん競り落とされます。 これらは、主に金魚すくい用ですね。 飼育用としては、ピンポンパールや頂点眼(ちょうてんがん)など 非常に珍しい金魚もお目見えします。
大和郡山には金魚の資料館もあり、 ここには柳澤家で飼育されていた金魚の標本なども 見ることができます。
また、金魚の産地らしく、 大和郡山市では「金魚検定」なるものがあるそうですよ。
(2011.03.08) |
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