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名阪国道のオメガカーブ?  (2018.10.29)

皆さん、こんにちは。今年も紅葉が美しい季節が近付きました。
朝晩の冷え込みもこれからが本番ですね。
さて、先日ですが、大阪から西名阪〜名阪国道を経由して三重県の四日市に
行ってきたのですが、途中、名阪国道のカーブを自分で運転してみて、
改めてドライバーさんの大変さを認識・・、

特にカーブが多いのは天理東ICから福住ICの約10kmの区間です。
かなり山の中を走ることになるのですが、
この区間は、上空から見ると、ギリシャ文字の「Ω」のようなので、
オメガカーブ、と呼ばれています。
まさに急坂、急カーブの連続で、ガイドのお仕事中ですと、
お客様の方を向いて、つまり進行方向に背を向けているので、
足にしっかり力を入れ、右手は常にどこかにつかまっていないと
遠心力がかなり大きくて大変です。

そしてまた、この名阪国道は、非常に重要なルートなので、
何しろ大型トラックがひしめくように走っていて、
バスと横並びになることも多く、その音で自分の声がかき消されます。

この区間の高低差は、約400メートルほどあるのですが、
最も急勾配な箇所は6%、自動車の専用道路としては、
6〜7%が限界値と言われていますので、相当な急坂です。

ところで、名阪国道は、延長約73km、1963年の4月に工事着工したのですが、
完成したのは1965年12月、たった千日で出来上がったため、
また、当時、建設大臣であった河野一郎氏が、無料の自動車道路を
1000日で完成させる、と公約を掲げたことから、
「千日道路」という呼び名もあります。
高速道路ではなく、一般国道で、制限速度は殆ど60kmです。

建設当時は、有料道路にするという案もあったのですが、
そのためには、インターチェンジの数、料金所の設置、
登坂車線、急勾配なオメガカーブを要する構造上の制限など、
速度問題を含む、それら様々な問題を解決するには、
大幅な工費の上積みに加え、到底、1000日では完成出来なくなることから
無料の一般道路となりました。

しかしながら、オメガカーブの箇所は、地図をご覧頂くと
よくわかるのですが、かなり遠回りなルート形状になっています。
なぜ、直線にしてトンネルを作らなかったのか、と話題になりますが、
何しろ千日で開通させなければならなかった道路なので、
工費や時間がかかってしまうトンネルや橋などの設置を
避けたためと言われています。

また、先に記載いたしましたように、かなり急勾配なため、
高低差を緩和するために、あのオメガカーブになった、という
理由もあります。

高低差については、西名阪自動車道の天理IC付近が約80m、
続いて名阪国道に入り、10km先の福住ICが標高約500m、
この短い間に400メートルもグングンとひたすら登っていきます。

その山は「高峰山」といいますが、標高は632.5m
登山をされる方も多い山です。
特に、山頂からの二上山に沈む夕日が美しいことで知られます。




 
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