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何度でも行ってみたい長浜の町
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皆さん、こんにちは。 やっと、やっと「秋」がやって参りました! 今年は暑かったですね。 でも、その分、秋の訪れがとても嬉しい気がします。
さて、冬に向かうこの季節、 寒くなるごとに、寒いところに行くツアーが増えてきます。 「北国」って旅を連想させるステキな言葉、 その北陸への旅路の途中、私が訪れた印象に残る町は、 滋賀県の近江八幡や、彦根、 とりわけ長浜の町は好きですね。 このあたりは琵琶湖の北側に位置するため、 「湖北」と呼ばれています。 かつて、長浜の町には南北に貫く北国街道がありました。 江戸の日本橋を起点とした五街道に次ぐ重要な道で、多くの武将や旅人が往来し、 とても賑わったといわれています。
特に、豊臣秀吉が初めて一国一城の主になった町、 有名な長浜城があったところです。 そして秀吉はこの地で石田三成と出会ったのです。
そんな長浜の町は、古い町並みが残る、 何となくレトロな街、といった雰囲気があります。
長浜には、明治33年に第百三十銀行長浜支店が建造されましたが、 洋風の建物で、土蔵造り、壁は黒漆喰だったため、 「黒壁銀行」の愛称で人々に親しまれていました。 その「黒壁銀行」は、平成元年から原形復旧が行われて、 世界中のガラス作品を集めた「黒壁ガラス館」として、 多くのお客さまが訪れています。
長浜を散策するには、この「黒壁ガラス館」の周辺を 歩くといいですよ。 ステキなガラス工房や様々な体験が出来る工芸店など、 約30の店が集まって、ノスタルジックな雰囲気の ガラスの町「黒壁スクエア」となっています。
また、毎年1月から3月まで、多くのお客さまが訪れるのが、 有名な「長浜盆梅展」です。 私も何度か行ったことがありますが、 季節的なものも相まって、とても素晴らしいものです。 この盆梅展は、昭和27年から始まっていますが、 期間中は、長浜市が保有している約200鉢を ローテーション展示するため、 期間中は例え何回も訪れたとしても飽きることがありません。
盆梅展は、慶雲館で開催されるのですが、 2月中旬から2週間ほどは、ライトアップされた 庭園(小川治兵衛氏の作)をご覧頂けるので、 素晴らしい旅の思い出になります。
そして、この盆梅展とともに有名なのが、 400年以上の伝統を誇る、「長浜曳山祭り」です。 日本三大山車祭りの一つとして知られます。 このお祭りの一番の見どころは、江戸時代から続く「子ども歌舞伎」です。 華やかな衣装を身につけた男の子役者が、 時代絵巻さながら曳山を舞台に熱演します。
長浜の魅力は、これらの観光名所だけでも、 語りつくせないほどですが、その他、小堀遠州の菩提を弔う孤篷庵、 ここは、秋は紅葉が素晴らしいお寺です。 京都にも孤篷庵はありますが、こちらは それに対して、近江孤篷庵ともよばれています。 また、郷土資料館、曳山博物館など、 まだまだ見どころがあります。
名神高速道路の彦根ICを過ぎたら、石田三成のお話や、 長浜のお話をし始め、それでも あっという間に長浜ICがすぐ来てしまいますが、 長浜からは、木乃本、敦賀とまた忙しいので、 長浜ICまでの間に、とりまとめてご案内すると良いですね。
(2011.10.11) |
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