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2011年11月のバックナンバー記事

千里浜なぎさドライブウェイ
皆さん、こんにちは。
時折、寒い日がありますがまだ暖かいですね。
今年の紅葉はまだまだ先のようです。


さて、今回は「千里浜なぎさドライブウェイ」です。
千里浜なぎさドライブウェイは、これまで
仕事として何十回とバスで走りましたが、
本当にキレイな砂浜です。

しかし、近年では年々、侵食が進んでいるそうで、
波の侵食で10年で約12メートルも侵食されているという報告もあります。

そもそも「千里浜なぎさドライブウェイ」とは、
石川県羽咋郡宝達志水町今浜から羽咋市千里浜町に至る延長約8kmの観光道路で、
世界でも珍しい海岸線を普通の車やバスで走ることができる砂浜なのです。
海岸線を車で走ることができる砂浜は、この千里浜以外ですと、
米フロリダ州とニュージーランドの2ヵ所なのだそうです。

なぜ、ビーチを車で走れるのかといいますと、
砂の細かさにあります。その細かい砂の粒に海水がしみこむと
ギュッと固く、引き締まるため、その上を車で走ることが出来るのです。
※夏場は海水浴場になりますので、車は入れません。

観光バスでも、夏以外に能登半島へ行く場合は、
必ずといって良いほど、この砂浜をバスで走ります。
しかし、裏話をしますと砂が細かい分、あとで行うバスの清掃は
かなり大変ですし、海水を浴びるのでサビも心配ですから、
ドライバーとしてはあまり走りたくないかもしれません。
でも気前の良いドライバーさんの場合は、
波打ち際の中まで入っていき、お客様が歓声を上げます。

ガイドは、砂浜に入ったら説明を半分、あとの半分は
砂浜に合う音楽でもかけて、お客様が景色を楽しむ時間を
とってあげると良いでしょう。
8kmありますので、時間はたっぷりです。

ただ、初めて砂浜を走るドライバーさんには、注意して下さいね。
あまり海水がかかっていない、砂浜が乾いている部分は、
砂粒が締まっていないため、スリップしてタイヤが埋まって
出られなくなります。
また、雨が降った後には、所々、小さな川ができることがあります。
この部分を通る際はバスが大きく揺れますので
お客様へ事前に知らせてあげましょう。

もし、スリップして走れなくなった場合は、(経験者は語る))
無理をせず、バケツで海水を汲んできて、
タイヤが埋まっている部分にかけます。
すると、砂がまたギュッと締まりますので、
脱出できるはずです。
それでも無理な場合には、海岸の上の方に板でも落ちていたら、
それをタイヤの前に添えてタイヤが通る道を
作ってあげましょう。

ところで、走っていると「屋台」を見かけます。
屋台では、焼きハマグリはサザエなどを焼いています。
中にはカニ汁などもありますよ。
3月から11月頃まで営業しています。

観光バスは屋台に停車することは出来ませんが、
途中、千里浜レストハウスという休憩所があり、
そこでトイレ休憩をとる場合が多いですね。
ここで、能登の名物などのお土産も販売されていますが、
ここに立ち寄るのは、殆どまだ初日の途中だと思いますので、
お土産としての生ものは購入しないようにご案内しましょう。
(2011.11.10)

 
 
   
 
 
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