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高山植物の美しさ「コマクサ」
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皆さん、こんにちは。 春の季節は気持ちよく、どこか旅行にでも出かけたくなりますね。
この時期、美しい山々の植物を見たり、 やはり、山歩きが人気でしょうか?
そういえば、昔ですが、北アルプスの白馬岳に仕事で行ったことがあります。 1週間もの長丁場で、登山の皆さんのお供でした。 私などは、とても登山は出来ませんが、 宿泊したところが、かなり標高の高い場所でもあり、 少し散歩しただけでも、見た事もない美しいお花に出会いました。
聞けば、もっと高い場所まで行けば、 コマクサも咲いている、と教えて頂いたのですが、 もちろん、山歩きの知識はないので、 見ることは出来ませんでしたが、コマクサは、信州の、 それこそアルプスのような標高の高い厳しい場所でしか自生しないそうです。 しかも、ものすごい岩場に咲くお花で、「高山植物の女王」と言われます。
ちょっと形が変わっていて、 その花の形が馬の顔に似ていることから、コマクサになったとか。
花言葉は、「高嶺の花」です。 本当に高嶺の花、ちょっとやそっとでは見ることが出来ないお花ですものね。
高さはたった5cmほどの小さな花なのですが、 岩場に咲くだけあって、根は長くて、50cmなんてザラだそうです。
明治・大正期には、薬草として使われていた関係で、 かなり、採り尽くされてしまって、中央アルプスのあたりでは 絶滅に等しいそうですが、今ではとても貴重な花です。
ピンク色の珍しい花で、写真などでも 一度目にすると、何だか忘れられないような可憐な美しさです。
いつか、近くで見てみたいものです。
(2013.05.25) |
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