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和歌山県畜産試験場のイノブタ
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皆さん、こんにちは。 今年も寒い冬がやって参りました。
寒くなると食べたくなるのが、やはり「鍋」ですね、 昔、和歌山県の「すさみ」というところで、 珍しいイノブタの鍋を頂いたことがあります。
国道42号線、白浜から串本方面に向かい、 すさみ町に入ると左手、周参見の駅を過ぎたあたりに 和歌山県畜産試験場が見えます。 イノブータン王国、という看板もあると思います。 ※黒島トンネルの手前左側です。
この、和歌山県畜産試験場で1967年、初めて誕生したのが 「イノブタ」です。 イノブタは、雌ブタと雄イノシシを交配したもので、 非常に肉質が良いことで知られています。
味は・・そうですね、 意外にもクセがなくて、さっぱりしている感じですが、 歯ごたえもあります。 食べる前は、もっとワイルドな感じかな?と思ったのですが、 脂は滑らかで、思ったよりも繊細です。
このイノブタは、イノシシに比べると繁殖力が強く、 通常、イノシシの場合は1年に1回、4頭くらいですが、 イノブタは年に2〜3回で10頭くらいなので、 かなりの数になります。
和歌山県畜産試験場は、以来「イノブータン王国」という国?を 建国して、様々なイベントが行われていますが、 可愛い「うり坊」が一生懸命に走る イノブタダービーが毎年5月に行われています。 レース場は1周100m、生後3ヶ月のイノブタが6頭で 障害物をクリアしながらゴールを目指します。
最近では、イノブタのお肉を使ったお鍋はもちろん、 ハムやウインナー、焼き豚ならぬ「焼きイノブタ」なども 作られるようになって、地元のホテルなどで 提供されています。
(2014.11.25) |
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