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平成の大修理を終えた姫路城
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皆さん、こんにちは。 春がやってきましたね、今年、お花見はされましたか?
私自身の仕事で「桜」といえば多かった行き先が、 1位は姫路城、2位が岡山の津山城、鶴山公園ですね、 3位は京都の二条城でしょうか・・、 あくまでも関西出身の私がよくあたったコースですが・・。
でも本当に今年は姫路城、多いと思います。 何といっても平成の大修理を終えるのが3月27日です! 思えば大修理が始まったのが2009年秋、10月のことでしたから、 もうずい分と昔のことに思えます・・。 昭和の大修理から約50年経過し、傷みや汚れが目立ってきたので、 平成での大修理となりました。 次の修理もまた50年くらい後に行うのかしら・・? だとするとその姿、見ることが出来るかしら・・私。 ・・という事は、今回の修理が終わってすぐの姿を見ることが できるのは、とってもラッキー事なのですね。
特に「瓦」をたくさん葺き直した今回の修理ですが、 当初、枚数を「約7万2千枚」と公表されていたところ、 再集計を行い、「約7万5千枚」へ訂正されました。
お化粧直しをした姫路城は、漆喰の色が白過ぎる〜! なんて話題にもなりましたが、 この白漆喰というのは、だいたい1年ほどでカビが生えて、 黒くなってくるらしく、今回は防カビ剤を施したため、 3年〜5年くらいは白いそうですよ。 つまり、白い姫路城を見ることができるのは 今だけ!ということなのです。 ぜひ、この目で見ておきたいものです。
さて、平成の大修理、期間は5年半でした。 注目の費用ですが、24億円と発表されております。 そして、関わった職人さんの数、何と15000人! 職人さんも、一生の内で城の修理に関わることは、 まずないと思いますので、 次の修理に向けても、技を伝えていって頂きたいですね。 何しろ姫路城は400年前の姿を残す貴重なお城ですし、 遠くから来られるお客様もいらっしゃいますので、 姫路城の素晴らしさをたくさんご説明しなければいけませんね。
ところで、今回新しくなった姫路城の内部ですが、 いくつかの「AR」と記載されたマーカーサインがあり、 お手持ちのスマホをかざすと、姫路城の仕組みなどが 表示される新しい観光アイテムが作られました。 予めアプリをダウンロードしておくことと、 GPSをオンにしておけば楽しめます。 ちなみにアプリの名前は「姫路城大発見アプリ」です。
(2015.04.25) |
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