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2015年08月のバックナンバー記事

今年も間もなく栗の季節です
皆さん、こんにちは。
今年はそこまで残暑が厳しくなく、例年だと10月頃まで暑いところ、
早めに秋になりそうとの予報、秋の訪れが何だか嬉しく、
9月が待ち遠しいですね。

スーパーに行くと、まだ8月ですが、早生の栗が少しばかり登場し、
栗ご飯が作りたくなってきます。
観光バスでは、栗拾いというのはなかなかコースに入っておらず、
りんご狩り、ぶどう狩りなどが圧倒的ですが、
観光の道中、山道を通ることも多いでしょう。
そんな時にお話してみるのも良いかと思います。

そもそも「栗」は石器時代からあったとか、古い歴史があるのですね。
日本では、武田信玄が食用に用いるため、栗の木を植えさせたのが始まりだとか、

栗といっても様々な種類があり、笹栗、土用栗、丹波栗の3種類が
日本古来の在来種です。

もちろん日本だけでなく、世界中に栗はあるのですが、
世界となると、12種類の栗があります。
西洋栗ではマロングラッセやモンブランがすぐ頭に浮かびます。

今では、日本の和栗の品種は100種類を超え、例え同じ品種であっても、
育つ場所によって、大きさも味も違います。

「栗」というと、私などはすぐに「天津甘栗」を思い出してしまうのですが、
中国の栗は、主に天津港を中心として海外に向けて出荷されていたので、
「天津甘栗」と呼ばれるようになったそうです。
中国の栗は、日本のものよりも小粒ですが、甘みが強くて
渋皮がむきやすいという特徴があります。
石と一緒に大きな釜で焼く、焼き栗が知られていますね。

ちなみに日本の栗で、同じように作っても、天津甘栗のような味は
出せないそうです。中国栗を使うからあの味が出るのです。

また、中国栗も日本の栗もある程度、病気には強いようですが、
何といっても虫がつくことが最大の課題、
農家の方も、虫を防ぐために、どこか別の場所に虫を集めたり
対策が大変だそうです。

今年も収穫が始まる9月から年末頃までが最も美味しい「旬」です。
季節を感じる食べ物ですし、子供たちにもたくさん、食べさせたいですね。
(2015.08.26)

 
 
   
 
 
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