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大仏様の螺髪の数はいくつ?
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皆さん、こんにちは。寒い日が続いていますが、2月にもなれば梅の花の便りも聞かれるようになるでしょう。そろそろ春の訪れが待ち遠しいですね。
さて、春が近づくと、なぜか思い出すのは奈良、京都あたり・・ おそらく、私が関西のバス会社に入社し、教育を受けたためと思われます。 入社したての春は、ガイド教習で連日のように奈良・京都・大阪をグルグル・・・ 春先になると、イメージとして思い出されるのでしょう。 そんなガイド教習でも習ったことのひとつに、東大寺の大仏様の螺髪。 奈良の大仏様は、パンチパーマをかけていて、そのポツポツのことを「螺髪」と呼び、 何とその数、966個! というのがあります。 ところが!今になって966個ではなかった・・・という事実。
先だって発表された正式な数は・・・ 960個、なんていう数ではありません。少々数が違うくらいならまだしも・・ 492個しかなかったのです。 確かにあのポツポツは、実際に見ると、かなり大きいなぁ〜ということは、 新人ガイド時代から思ってはいましたが・・
しかしながら、966個と492個ではずいぶん数が違うので驚いてしまいました。 レーザー光を使った最新技術でわかったのだそうです。
でも、古い書物には、天平勝宝元年(749年)に、螺髪を966個作った、と 書かれてあるそうですので、その頃には本当にあったのでしょうね。
現在の大仏様は、江戸時代に修復されていますが、 どの時期に、どのようにして数が減ったのかは不明だとか。
修学旅行のバスの中では、大仏様の螺髪は何個あるでしょう? 何と966個もあるんですよ〜、見てきてね!というセリフが定番でしたが、 次回からどうしましょう・・ でも492個でもすごい数だと思いますが、減ったという事実が 492個しか・・となってしまうので、複雑ですね。
今度、大仏殿に訪れたら、大仏様の頭をまじまじと見てしまいそうですが、 とりあえず、写真を掲載しておきます。 皆さん、いかがですか? 492個でも、そんなにあるのかしら・・という感じがしますね。
(2016.01.25) |
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