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TKPゲートタワービルについて
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皆さん、こんにちは! 観光シーズンも真っ只中、全国的に秋も深まって参りました。 今回のテーマは大阪なのですが、 地元のバスならともなく、地方から大阪や京都、奈良などに向かう場合、 大阪市内の観光でもない限り、実はあまり使用することがない 阪神高速道路の梅田出口、例え近くを通ったとしても、 慣れていないと説明をするタイミングが難しいのですが、 お客様の誰もが興味をもって聞いて下さる、といえば、「ビーハイブ」、 簡単に言いますと、ビルの中を高速道路が貫通しているところ、です。 本当に、世にも珍しいビルですね。
場所は、阪神高速道路の池田方面側から、梅田で降りる出口にありますので、 実際に梅田で降りなくても、環状線に合流する手前、左側に見えます。 こればかりは、見た後で説明をしてもあまり意味がないので、 ビルの中を高速道路が貫通しているところがありますよ、と 少し手前からご案内が出来ると良いと思います。
ビーハイブ、という名前はニックネームといいますが、通称の名前で、 16階建てのオフィスビル、ビルの名称は、TKPゲートタワービルといいます。 ビーハイブとは、蜂の巣のような、賑やかな雰囲気を意味しています。 ゲートタワービルの写真を掲載しておきますので、 もし、阪神高速道路の池田線から、市内中心部に向かう、 或いは環状線経由で、どこかに向かう場合に、 塚本を通過し、淀川を渡ったら、とにかく前方注意です。 あっという間にビル郡が連立する中心部へ入っていきますが、 途中、福島出口を左に見て、さらに坂道を登りつつ、ゆるやかに 左カーブした直後、梅田出口のところ、写真のビルを確認して下さいね。
ビルの外観は、「多角形」をしているのですぐにわかると思います。 正式には「22角形」で、5階から7階部分の間を高速道路が貫通しているのですが、 この貫通している5階から7階に、阪神高速道路会社がテナント入居している 形となっています。 ビルの中にはエレベータがありますが、4階の次は8階になります。 屋上にはヘリポートがあるのですが、 ビルの中に道路があるといっても、くっついているわけではなく、 貫通している部分の壁は、火災や騒音などを考慮し、 とても配慮して建設されています。
そもそも、高速道路公団と、用地買収に応じられなかった地権者が 長い話し合いの末、このようなビルを建設することで折り合いを つけたとのことですが、公団としても、土地買収にかかるコストを 考え合わせれば、ビルの途中部分だけを借りる方が、 結局、安上がりだと考えたようです。
ゲートタワービルは、日本で初めての道路が貫通したビルですが、 一般的には、地下を道路が通って、上にビルがある、 というのが通常であるので、このような例は極めて珍しいそうです。
TKPゲートタワービルの地図はこちら→
(2017.10.25) |
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