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2018年03月のバックナンバー記事

日本最大級の望遠鏡!?
皆さん、こんにちは。今年もようやく春がやってきました。
東へ西へ、観光シーズンのスタートですね。

広島を拠点に東方面へ出発すると、福山で最初の休憩タイムを
とることが多いのですが、まだ朝で眠いお客様も多い中、
ガイドはそろそろ本格的にご案内を始めます。
ちょうどその辺りからの目覚まし?効果として、目に見えるものが
ひとつ欲しいところなのですが、それは、やはり鴨方の天文台でしょうか、
小中学生であれば、特に興味を持って聞いてくれる生徒さんもいるはず、
見えるタイミングは、笠岡I.Cを過ぎて、次の鴨方I.Cに近づくにつれ、
山の上からずーっと左方向にカーブしながら下っていくのですが、
浅口町の看板を左に確認後、鴨方I.C手前2kmの看板が遠くに見え始めた
あたりから正面の山の頂上に丸い白っぽいドームのようなものが見えます。

このドームが国立天文台 岡山天体物理観測所です。
この場所は、1年を通じて晴れの日が多く、天体を観測するには
絶好の場所なのだそうです。即ち、星空が美しい町、ということですね。

あのドームの中には、日本最大級の望遠鏡があるのですが、
兵庫県にある「なゆた望遠鏡」に次いで大きなもので、口径188cmです。
※日本の望遠鏡としては、ハワイのすばる望遠鏡が最大です。
昭和35年、建物などを含め、当時、約3億円を要し、5年をかけて製作されました。

当然ですが、高い山の上に天文台があります。
この山の名前は竹林寺山、標高は372メートルです。

この施設では、天体の位置や明るさを観測するなど、
集めたデータを元に、様々な研究がなされていますが、
近年、こちらの望遠鏡で、生命体がいるかもしれない惑星の「影」を
観測することに、地上にある望遠鏡としては初めて成功したという
ニュースを聞きましたが、とてもロマンがありますね。

生物がいる可能性が高いといえば、エウロパってご存知でしょうか?
エウロパ、難しい名前ですが、ギリシャ神話の中で、
ゼウスが恋に落ちた相手、テュロスの王女の名前に由来しています。
ガリレオ・ガリレイによって発見された、木星の4つある衛星の内のひとつで、
かなり大きな衛星です。
話題となっているのは、液体の海があるかもしれない、とのことで、
条件を調べてみると、生物がいない方がおかしいレベルとも考えられるほど、
可能性が高いのだそうです。
そこで現在、探査機の打ち上げも企画されています。

木星というのは、皆さんもご存知の通り、縞模様のある星ですが、
お天気とタイミングが合えば、地上から天体望遠鏡で木星や、
ガリレオ衛星を見ることが出来ます。
ちなみに2018年は、5月が見ごろとのことです。

ところで、このエウロパは地球からどのくらいのところに位置しているのか、
行ってみたい、なんて思っている方もいらっしゃるかもしれないので、
ご案内して差し上げましょう。
特に小学生にお話すると、なかなかの反応が見れますよ。

例えば、時速300kmの新幹線に乗って行く場合、
到着は224年後だそうです。
さすがに無理ですね、
やっぱりロケットでないと!
宇宙飛行士になって、ロケットで行くとなると、だいたい2年半だとか、
往復5年かかりますが、近い?それとも遠い?

と、このようなお話で盛り上がりますと、
気が付いたら岡山I.C近くまで進んでいることもあります。
適宜、話題として使って下さいね。
(2018.03.26)

 
 
   
 
 
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