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2019年01月のバックナンバー記事

アメリカデイゴとデイゴ??
皆さん、こんにちは!今年の冬は暖かい日が多いようですが、この調子ですと春の訪れも早いかもしれませんね。近年では5月頃から暑くなりますので、四季の感覚が昔と少し違うような気もしますね。

さて、今回は初夏に咲く花をテーマにしたいと思いますが、
これが咲くと、あ〜、間もなく夏がくる、という気がします。
私は以前、比較的、南紀方面の仕事が多かったのですが、42号線沿いに咲く
アメリカデイゴの花は、ひとつの思い出となっています。
白浜からすさみ〜の海岸線で目につきます。

デイゴと言えば、沖縄が思い出されますが、デイゴにもいろいろな種類があり、
その数はおよそ100種類とも言われます。
その中で、ほんの一部分ですが、よく似ているとされるのが、
アメリカデイゴ(亜米利加梯梧)、デイゴ(梯梧)、サンゴシトウ(珊瑚刺桐)です。
南紀周辺で見られるのはアメリカデイゴ、沖縄の県花は梯梧ですので、
少し種類が異なります。

そもそも、デイゴは南米地方が原産で、日本には江戸時代だそうです。
花が咲き始めるのは初夏の6月〜10月、葉っぱと赤い大きな花を同時につけます。
マメ科の植物ですが、樹高は5〜6メートルになる時もあります。
メキシコなどでは、花をサラダに入れたりと、食用にもするようです。
別名として、海紅豆(カイコウズ)と呼ばれることもあります。
南国らしい木なので、鹿児島では街路樹に、梯梧がよく植えられています。

アメリカデイゴとデイゴの違いなのですが、
アメリカデイゴは葉と花が同時につきますが、
デイゴは、葉っぱが出る前に花が咲き、アメリカデイゴよりも寒さに弱いとか。

冬は、葉っぱも花もなく、花が咲いたデイゴの見た目と
ずいぶん違いますので驚きます。
葉っぱがあり、花が咲いている時はすぐにわかるのですが、
冬にあれは?と聞かれた時に困るので、幹がどっしりとしていて
ゴツゴツ感があり、特徴があるので、それを覚えておくと良いですね。

写真がありますので入れておきたいと思います。
※写真はアメリカデイゴです。

つぼみの頃、花が咲いた状態、全体の3種類ですが、
全体写真の幹の感じを覚えておきましょう。
冬のアメリカデイゴを見てみたい方は、「アメリカデイゴ 冬」で
画像検索すると良いと思います。

次回はハマボウについてお伝えいたします。


(2019.01.27)

 
 
   
 
 
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