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ハマボウの群生地
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皆さん、こんにちは。 これから春にかけては、フラワーパークであったり、 お花の咲く名所がコース入りしていることが多くなりますが、 桜をはじめとして、何かしらのお花が咲く季節は、 何といっても、パッと明るい気分になりますね。
さて、今回は予告通り、ハマボウについてです。 昔、和歌山県の42号線をバスで走行中、前方にそれは鮮やかな 黄色い花が満開に咲いているのをご覧になったお客様、 すぐさま、私に「ガイドさん、あれは何という花?」とお尋ねに。 しかし、私自身は初めて目にする花で、 ドライバーさんもご存知なかったので、あとで調べておきますね。 と言って、宿泊先に到着後、調べまくりました!
すると、私達が見た花の咲いていたところは、 とても有名なハマボウという植物の群生地でした。 その時期は、ちょうど7月の終わり頃で、セミも鳴き始めていました。
ハマボウは、アオイ科の落葉低木で、本州の神奈川県以西〜九州の 海岸で見られるそうです。 木、という真っ直ぐ伸びるような感じではなく、 樹高が低いまま、横に伸びていくような性質の植物です。 葉っぱはハート型のような丸い形状です。
ハマボウは漢字では「浜朴」と書くのですが、 浜で見られる朴の木→ハマボウと呼ばれるようになったとか。 海岸線に生えるので、防風林としても活躍するようです。
花は4〜5cmで鮮やかな黄色、日本原産の野生のハイビスカス、 まさに夏にピッタリなお花ですが、1日花なので、 花が咲いた次の日には、もう咲かないのです。 でも全体では次々に咲くので、しばらくの間、楽しめます。 また、塩分にとても強い植物ですので、 海岸線に多いのですが、塩分がなくとも育つそうです。
ところで、私が見たハマボウの花が咲く群生地についてですが、 そのお仕事以降、その場所を通る時にご案内はしますが、 いつも時期がずれていて、花を見ることはありませんでした。
その場所は、和歌山県御坊市の日高川沿い、 白浜方面に向かっては、42号線沿いの右側となります。 全国でも5つの指に入るほどの大きな群生地とのこと、 今は、なかなか42号線を走ることも少ないと思いますが、 参考のため、マップを記載しておきますね。 ちなみにハマボウは御坊市の市の花に指定されています。
こちらはハマボウの花です。 ↓↓
(2019.02.27) |
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