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車窓から見えるものをチェックしよう!
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皆さん、こんにちは。 毎日、暑い日が続いていますが、今年はコロナ禍の関係で、修学旅行が夏以降に 延期されている学校も多いそうです。今年後半はお仕事が多忙になることも 視野に入れて、健康管理に気を付けて頑張りましょう!
ところで、最近は観光名所の整備も多く行われて、ちょっとしたところに パーキングが出来ていたり、道の駅が完成していたり、 それは便利になって良いのですが、観光バスの車窓から以前見えていたのに 「あれ!?」とばかりに見えなくなった場所も多いですね。 それでも、昔と変わらず、ちゃんと見えるものもたくさんありますが、 バスガイドとしては、お客様に窓から見えるものをご説明する醍醐味?があるので、 きちんと覚えておきたいものです。
普段は通らないのに、今日は目の前を通った!なんてこともあります。 私の経験としては、出石のおりゅう灯篭や、京都で急遽、 「今日空いてるから四条から行くわ」と! つまり八坂神社に一力茶屋、花見小路・南座と説明大忙しの通り。 急いで頭を整理しなきゃ!
さて、その他の地方でも、車窓から見えるものは数あれど、 ありがたいことに、気を使って説明を聞きながら徐行して下さる ドライバーの方もいらっしゃいますが、1車線の場合も多いため、 安全のため、急にではなく、余裕をもって手前から説明しておきましょう。
例えば南紀一周コース、和歌山から三重県へグルっと周遊するコースでは、 難しいのは「獅子岩」です。 まず、獅子岩の前に有名な「花の窟」(はなのいわや)があります。
日本書紀によると、イザナミノミコトがカグツチノミコト(火の神)を産んで 亡くなり、葬られたところで、高さ45メートルの窟がご神体で、 黄泉がえりの入り口があるといわれてパワースポットのひとつです。 少し上を見上げて頂くと、窟が少し見えます。 ↓↓
花の窟を通過してすぐ、今度は右側に獅子岩が見えてくるのですが、 手前に間違えやすい岩があるので要注意です。 獅子岩は、その名も「獅子岩」という信号のところからが一番良く見えます。 信号が赤になってくれたら良いのですが・・などとお話していたら ドライバーも心なしか、ゆっくり通過して下さるでしょう。 ↓↓
また、こういった車窓から見るものが多いのは南紀一周の他には、 能登半島一周コースでしょうか、 だいたい輪島に宿泊し、翌日はグルっと半島周遊です。 見どころの中でも、コースの中に直接「ボラ待ちやぐら(車窓)」と 入っていることが多いので外せません。 穴水町に入ってくると少しシーサイドコースになりますので、 左側をチェックして下さい。 パーキングがありますのでわかるはずです。 ↓↓
その後、穴水町の町を通過して、穴水ICから能越自動車道を利用せず、 例えば和倉温泉泊などで、そのまま国道249号線を走る場合、 実はもうひとつ、ボラ待ちやぐらがあります。 しばらく走ると、穴水町志ヶ浦というところを通りますが、 ここは、映画「能登の花ヨメ」のロケ地として知られるところで、 花嫁行列シーンの撮影が行われました。
その穴水町志ヶ浦を通過して再びシーサイドコースに入ると左側です。 ↓↓
このように、見えるものの確認は、ガイドにとってとても大切です。 ぜひ、チェックしてみて下さいね。
(2020.06.30) |
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