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2020年06月のバックナンバー記事

車窓から見えるものをチェックしよう!
皆さん、こんにちは。
毎日、暑い日が続いていますが、今年はコロナ禍の関係で、修学旅行が夏以降に
延期されている学校も多いそうです。今年後半はお仕事が多忙になることも
視野に入れて、健康管理に気を付けて頑張りましょう!

ところで、最近は観光名所の整備も多く行われて、ちょっとしたところに
パーキングが出来ていたり、道の駅が完成していたり、
それは便利になって良いのですが、観光バスの車窓から以前見えていたのに
「あれ!?」とばかりに見えなくなった場所も多いですね。
それでも、昔と変わらず、ちゃんと見えるものもたくさんありますが、
バスガイドとしては、お客様に窓から見えるものをご説明する醍醐味?があるので、
きちんと覚えておきたいものです。

普段は通らないのに、今日は目の前を通った!なんてこともあります。
私の経験としては、出石のおりゅう灯篭や、京都で急遽、
「今日空いてるから四条から行くわ」と!
つまり八坂神社に一力茶屋、花見小路・南座と説明大忙しの通り。
急いで頭を整理しなきゃ!

さて、その他の地方でも、車窓から見えるものは数あれど、
ありがたいことに、気を使って説明を聞きながら徐行して下さる
ドライバーの方もいらっしゃいますが、1車線の場合も多いため、
安全のため、急にではなく、余裕をもって手前から説明しておきましょう。

例えば南紀一周コース、和歌山から三重県へグルっと周遊するコースでは、
難しいのは「獅子岩」です。
まず、獅子岩の前に有名な「花の窟」(はなのいわや)があります。

日本書紀によると、イザナミノミコトがカグツチノミコト(火の神)を産んで
亡くなり、葬られたところで、高さ45メートルの窟がご神体で、
黄泉がえりの入り口があるといわれてパワースポットのひとつです。
少し上を見上げて頂くと、窟が少し見えます。
 ↓↓




花の窟を通過してすぐ、今度は右側に獅子岩が見えてくるのですが、
手前に間違えやすい岩があるので要注意です。
獅子岩は、その名も「獅子岩」という信号のところからが一番良く見えます。
信号が赤になってくれたら良いのですが・・などとお話していたら
ドライバーも心なしか、ゆっくり通過して下さるでしょう。
 ↓↓




また、こういった車窓から見るものが多いのは南紀一周の他には、
能登半島一周コースでしょうか、
だいたい輪島に宿泊し、翌日はグルっと半島周遊です。
見どころの中でも、コースの中に直接「ボラ待ちやぐら(車窓)」と
入っていることが多いので外せません。
穴水町に入ってくると少しシーサイドコースになりますので、
左側をチェックして下さい。
パーキングがありますのでわかるはずです。
 ↓↓



その後、穴水町の町を通過して、穴水ICから能越自動車道を利用せず、
例えば和倉温泉泊などで、そのまま国道249号線を走る場合、
実はもうひとつ、ボラ待ちやぐらがあります。
しばらく走ると、穴水町志ヶ浦というところを通りますが、
ここは、映画「能登の花ヨメ」のロケ地として知られるところで、
花嫁行列シーンの撮影が行われました。

その穴水町志ヶ浦を通過して再びシーサイドコースに入ると左側です。
 ↓↓




このように、見えるものの確認は、ガイドにとってとても大切です。
ぜひ、チェックしてみて下さいね。
(2020.06.30)

 
 
   
 
 
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