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2021年02月のバックナンバー記事

千里浜なぎさドライブウェイが波による浸食??
皆さん、こんにちは。
寒い日が続いております。
まだ2月だというのに早く春の足音が聞こえないかと
本当に待ち遠しいですね。

さて、先日驚くニュースを見ました。
必ず、それまで寝ていたお客様が起きる場所、
お客様がとても喜んで下さるところ、
それは、千里浜なぎさドライブウェイです。

昔から、私が現役の頃から波の浸食が心配されていましたし、
時々、人工的に土砂の投入なども行われていましたが、
とうとう、一部区間が波による浸食で消滅!?

千里浜なぎさドライブウェイは、全長6kmくらいのなのですが、
その中央付近、500メートルほどの間で、
通行が出来なくなっているらしいのです。

確かに、最近の映像などを見ますと、
昔に比べて、海岸のラインが狭くなっているように見えます。
そして、波が非常に高い感じです。

昔は観光バスで、お客様を喜ばせるために、
わざと波打ち際の中に入ったりしていましたが、
今の映像などを見ると、ちょっと危険かもと思ってしまいます。

近年の調査では、10年で12メートルも侵食されているという
結果も報告されているようなのですが、
私自身、仕事として何十回とバスで走りましたが、
本当にキレイな砂浜です。

そもそも「千里浜なぎさドライブウェイ」とは、
石川県羽咋郡宝達志水町今浜から羽咋市千里浜町に至る観光道路で、
世界でも珍しい海岸線を普通の車やバスで走ることができる砂浜なのです。
海岸線を車で走ることができる砂浜は、この千里浜以外ですと、
米フロリダ州とニュージーランドの2ヵ所なのだそうです。

なぜ、ビーチを車で走れるのかといいますと、
砂の細かさにあります。その細かい砂の粒に海水がしみこむと
ギュッと固く、引き締まるため、その上を車で走ることが出来るのです。
※夏場は海水浴場になりますので、車は入れません。

しかしながら、この砂浜を何台もの観光バスが走る様子が見られるのは
いつになるでしょうか・・
コロナの影響で、今はほぼ見ることはないのではないかと思いますので、
本当に寂しい限りです。

もしまた、いつか観光バスで走ることがありましたら、
さらに、初めて千里浜を走るドライバーさんがいらっしゃいましたら、
あまり海水がかかっていない、砂浜が乾いている部分は、
砂粒が締まっていないため、スリップしてタイヤが埋まって
出られなくなりますので、注意して下さいね。
また、雨が降った後には、所々、小さな川ができることがあります。
この部分を通る際はバスが大きく揺れますので
お客様へ事前に知らせてあげましょう。

もし、スリップして走れなくなった場合は、(経験者は語る))
無理をせず、バケツで海水を汲んできて、
タイヤが埋まっている部分にかけます。
すると、砂がまたギュッと締まりますので、
脱出できるはずです。
それでも無理な場合には、海岸の上の方に板でも落ちていたら、
それをタイヤの前に添えてタイヤが通る道を
作ってあげましょう。



石川県の発表では、波が静かになったら、また土砂を投入して、
以前のように走れるようなドライブウェイに復旧させたい、との
ことでしたので、それを楽しみに待ちたいですね。
(2021.02.26)

 
 
   
 
 
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