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2021年09月のバックナンバー記事

京都の魅力的な五重塔〜八坂の塔など
皆さん、こんにちは。今年は秋になっても涼しくなりませんね、毎年外で鳴くコオロギも、心なしか静かに聞こえます。
秋が深まってくると行きたくなる場所がたくさんあるのですが、皆さんはいかがですか?
コロナ禍の間は難しいですが、来年こそは是非行きたいものです。

さて、今回は私がゆっくりと行ってみたい場所のひとつ、それは、東寺の五重塔です。
京都南ICから1号線に入り、突き当たりを右折する際に東寺の五重塔をご説明しますが、
バスガイドさんの場合、実際に東寺を訪ねた、という方は実は少ないのではないでしょうか?
観光コースに入っていることも稀ですしね。

ところで東寺の正式名称はとても長い!
1年生の時にはこれを覚えるだけで大変でしたね。
金光明四天王教王護国寺秘密伝法院・・・
こんこうみょうしてんのうきょうおうごこくじひみつでんぽういん、です。

教王護国寺、と初めて名付けたのは嵯峨天皇です。
東寺という名前は創建当初からのもので、教王護国寺は、後に空海が真言密教の
道場とした際に名付けられました。
東寺が創建されたのは769年、教王護国寺となったのは、その30年後の823年のことです。
創建時、この東寺に対して、ちょうど羅城門を挟んで西寺と呼ばれるお寺もありましたが、
幾度かの火災により焼失し、今は現存していません。

さて、五重塔のお話に戻りましょう。
バスの車窓からは、五重塔の上の方だけ見えるのですが、
それだけに高さはあります。高さ=54.8メートル
現在の五重塔は徳川家光が再建されたもの(1644年)で、国宝に指定されています。
木造五重塔の高さとしては、この東寺の五重塔が最も高さがあり、
続いて興福寺五重塔(50.1m)、次に法観寺の五重塔(46m)です。
法観寺の五重塔は、八坂の塔として親しまれていますね。

私が訪ねてみたいのは、毎年秋に行われる特別公開(初層)です。
今年は難しいかと心配していましたが、10月30日から始まります。
とりわけ、どうしてもと思っているのは夜間に見ることが出来る紅葉のライトアップです。
五重塔が光に映えてとても幻想的なのだそうで、来年こそ!

お話は変わりますが、
先ほど少し記載しました八坂の塔、実は車窓からお客様にご覧頂くことができます。
ですが、ドライバーさんとのタッグが必要ですので、お願いしてみても良いかと思います。
また、通常の観光バスですと、東大路通りを通ることは稀かと思いますが、
一応、ご紹介しておきます。
とはいえ、ゲットポイントは、かなり難しいのでですが、
東大路通りを北へ上がる場合、とにかく目印はまず左側に消防署があり、
そこを過ぎたらしっかり注意して下さいね。次に京都銀行があります。
その京都銀行が見えた次の信号の細い路地から右側を見て頂くと塔が見えます。

信号が青の場合は徐行しないと一瞬ですので、
出来れば、八坂の塔を見せたいので、と少しゆっくりめに行って頂くと確実です。

★東大路通りを北へ、細い路地の奥です。



★このような感じで見えます。



★京都が初めてのガイドさんへ
京都南IC〜1号線より十条通りを右折する際に正面に見えます。



★右折したら、すぐ左側に見えます。


(2021.09.29)

 
 
   
 
 
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