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2022年09月のバックナンバー記事

児島はデニムの町、有名ブランドがズラリ!
皆さん、こんにちは!今年の夏も暑かったですね、何よりマスクが・・・、
最近はマスクをしていないと何か忘れたような気がしてくるので不思議です。
私は布製マスクでしっかりした大き目のものが好みなので、
デニムのマスクを買ってみました。
デニムって目が詰まっているので暑いかな〜と思いましたが、
意外にサラッとしていて良かったです。

ということで、今回のお話はやはり岡山デニムですね。
皆さんは日本で初めて国産ジーンズが作られたのはいつだと思いますか?
それが意外にも1963年〜とのことで、ついこの間、とまではいかずとも
まだ半世紀くらいなんですね。

そんな国産ジーンズは、児島のマルオ被服さんが縫製したもので、
もとは学生服などを製作されていたそうですが、
純国産ジーンズの第一号M1002が生み出されました。

マルオ被服さん、現在は現在は株式会社ビッグジョンという
会社名なのですが、実はサントリーの鳥井さんのような名付けエピソードが!
創業者のお名前が尾崎小太郎さんとおっしゃるそうですが、
日本人の名前といえば「太郎」アメリカなら・・やっぱり「ジョン」
小太郎さんというお名前なので、それならスモールジョン、
になりかけたところ、スモールをやめてビッグジョンにされたそうです。

児島地区のデニムブランドはこの「ビッグジョン」
また、「ベティスミス」もよく知られていますが、児島デニムの特徴として
染めや織り、縫製・加工と一連の作業は、作業プロセスごとに
専門工場があって、その数は現在、100を超えているとか。
それぞれ専門ということは、ひとつの工程に対して
より深い技術を追求しているということですので、
結果的に、とても高い品質を誇ることにつながっていると思います。
児島はまさしくデニム職人さんの町ですね。

ところで皆さんはデニムのパンツのことを何と呼びますか?
ジーンズ、ジーパン?どちらでしょう?
ジーパンは和製英語で、はじめの頃はそのように呼ばれました。
私は必ずジーパンと言っていますね。
はい、年齢がバレます(笑)

車中のお客様にもお聞きしてみましょう。
1.冬の寒い日に着る、首まで暖かい服な〜んだ?
おそらく「とっくり」という答えが返ってくるでしょう。
最近ではタートルネックというそうですよ。

2.寒い季節に一番上に着る服な〜んだ?
これはたぶん、コートとかジャンパーなどの答えが多いでしょうか、
最近ではブルゾンとかアウターとかいいますよね。

そうそう、先日テレビで見たのですが、
男性が着るシャツ、最近はランニングじゃないんですね、
タンクトップと呼ばれていてビックリしてしまいました。

少しお話がそれましたが、
世界三大デニム、これは覚えておきましょう。
Levi's Lee Wrangler、すべてアメリカのブランドです。
(リーバイス・リー・ラングラー)

そういえば皆さんは「ボブソン」をご存じでしょうか?
私が住んでいる町にもありました!
店先にあったオーバーオールが着てみたくて、
ジーンズの色もとてもセンスが良くて時々見てましたが、
私たちに馴染み深いボブソンさんも児島ブランドです。

会社名は株式会社ボブソンピーチフォート、
創業時は山尾被服工業でした。
ボブソンの名前は先ほどはジョンでしたが、
こちらはボブ、そしてSON(息子)を組み合わせたとか。

一度行ってみたいと思っているのですが、
児島にあるジーンズストリートは国産ジーンズショップが
集まっているところで、様々なブランドのジーンズが
販売されているとあって人気があります。

皆さんも行かれた際には、赤耳セルビッジや、
様々な染色、インディゴやブリーチアウトなどジーンズ好きには
たまらない加工のものを見ることができると思います。
調べてみたのですが、あの独特の色の細かい混ざり具合といいますか、
例えばインディゴは実はなかなか染まらない染料で、
中心まで色が付かないそうで、その後の洗い加工によって、
ブルーと白が混ざったような、まさにひとつしかない色合いになります。

セルビッジデニムは、生地の耳(端)部分にしっかりとした
ほつれ止めがしてあるもので、旧式織機を使って織られています。
少しずつゆっくりでしか織ることができないので、
まさに職人さんの手仕事です。
赤いラインステッチが入っているセルビッジは、
赤耳セルビッジと呼ばれて、一際おしゃれです。
最近はその部分を活かしてデザインとしてトートバッグなどが
作られたりしていて、私も何点か見たことがあります。
デニム商品は岡山県内のサービスエリアでも販売されていますので
お客様へもご案内しやすいですね。

さらにビンテージジーンズも調べてみたのですが、
ブランドごとに本当に細かい特徴があって面白かったです。
かなり高額なものも取引されていて、やはり年代、状態の良さ、
そして、直しが入っていないジーンズが高値になりやすいようです。

こちらは鷲羽山スカイラインから見た児島の町です。
ジーンズストリートも児島の街中にあります。





(2022.09.01)

 
 
   
 
 
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