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2024年01月のバックナンバー記事
春の訪れを感じさせる梅の花あれこれ
皆さん、こんにちは。
まずは、1月1日に発生した能登地方を震源とする地震につきまして、
私自身、数ある行程の中でも金沢〜能登半島1周コースは大好きなコースで
仕事はもちろん、プライベートでも何度も訪ねていただけに、本当に驚きました。
この度の地震により被災された皆様に、心よりお見舞い申し上げます。
さて、最近は急に寒くなったり気温の変化が起きていますが、
これから2月の立春も近くなり、各地方の梅の花が見頃を迎えますね。
一足早い春を感じられるということで、楽しみにされている方も多いと思います。
私はお仕事で梅林がコースに入っていたのは2回、と少ないのですが、
兵庫県たつの市の綾部山梅林と、静岡県熱海市の梅林に行ったことがあります。
綾部山梅林は、広々として海も見えるのですが、お天気が良ければ
小豆島や四国の山々も見渡すことができ、景色が美しいことで知られます。
熱海の梅林は、言わずと知れた有名な梅林ですが、
明治19年の開園ということで、やはりその歴史とともに、
樹齢が100年超えの梅の古木が多いことと、梅の種類が多いこと、
そして日本で最も早咲きで、1月上旬から楽しむことができます。
西日本では、綾部山の梅林はもちろんなのですが、
やはり大御所といえば、和歌山県の「南部梅林」でしょうか、
何といってもこちら、梅の木の本数が、約8万本と桁違いです。
「一目百万、香り十里」とも言われるのも納得ですね。
バスの車中で、梅林のお話になると
お客様も、どこそこの梅林に行ったことがあるよ、と答えて下さったり、
あっという間に時間が過ぎていたりしますが、
やはり熱海の梅林は行かれたことのある方が多かったですね。
熱海の梅林は開園が1月からですが、場所によって見頃が異なるので、
2月下旬からであったりと様々なようです。
-- 梅は百花の魁(さきがけ)-- といわれて、
どの花よりも先に咲く花なので、別名「春告草」とも呼ばれます。
春告草:はるつげぐさ
それでは、中四国地方で有名どころの梅林をいくつかご紹介しておきましょう。
まず、岡山県津山市にある「神代梅の里公園」
「公園」と名がつく通り、ゆっくりと歩きながら、梅の花を楽しむことができます。
次に、広島県三原市の「満汐梅林」
満汐:まんちょう
少し小高い山の斜面に約1000本の梅があります。
こちらはお弁当を持参される方も多く、わんちゃんの同伴も許可されていますので、
家族で出かけて楽しんでみたいですね。
四国での有名どころは、徳島県の「阿川梅の里」
こちらは、四国最大級の梅林です。
約1万6千本といいますので、なかなか見応えがあると思います。
ところで、皆さんはどのような梅の種類をご存知でしょうか、
たくさん覚えなくとも良いと思いますが、
3種類ほど、ご紹介しておきますので、車中でのご案内にいかがでしょうか。
まず、「鴛鴦」
えんおう、と読みますが、ピンク色の可憐な花で、
一枝に二つの実がつく珍しい品種で、「夫婦梅」とも呼ばれますが、
実は食用にしないそうです。
続いて、「鹿児島紅」
かごしまべに、かごしまこう、とも読みます。
八重なのですが、とても華やかな、真紅の花を咲かせます。
次に、「八重寒紅」
やえかんこう、と読みます。
名前の通り、こちらも八重なのですが、
濃いピンク色で、可愛らしい花です。
梅の花のイメージといえば、この八重寒紅のような品種が
よく出てくる気がします。
最後に、私が好きな白い梅の花、
名前は「月の桂」つきのかつらです。
通常、梅の花のがくは赤茶色のような色が一般的ですが、
この品種は珍しく緑色をしています。
一重咲きで、とても上品な花が素敵です。
この月の桂の盆栽があり、花を咲かせられるかどうか心配ですが、
今年、敬老の日に両親にプレゼントしようと考えています。
いくつかの梅の花は下記に写真を掲載しましたので、
春を感じて楽しんでみてくださいね。
↓↓ こちらは、「一目百万、香り十里」南部の梅林です。
↓↓ 真紅の花びらが美しい「鹿児島紅」
↓↓ ザ・梅の花といったイメージの可愛らしい「八重寒紅」
↓↓ 清楚な花を咲かせる「月の桂」
↓↓ 鮮やかなピンク色が可憐な「鴛鴦梅」
(2024.01.25)
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