丸亀城と中津万象園は本当に素晴らしい！

皆さん、こんにちは！春、とはいえない暑さが続き、すでに蒸し暑い日もあったり、 なかなか体調も整いませんが、今年の夏は猛暑だという予想がチラホラと 聞こえるので心配になります。 でも、冷やし中華は早く食べたいと思う今日この頃・・・ さて、暑くなるとどうしても海の近くや川のほとりの観光地が人気になりますが、 淡路島や瀬戸大橋もコースとしては多いと思います。 一時期、瀬戸大橋を渡って、昼食は栗林公園まで走るか、琴平まで行くか、という コースが定番でしたが、いえ、私が少なかっただけなのか、 丸亀の中津万象園で食事、ということが数回ありました。 その中津万象園がとても美しくて、近い内に丸亀城を含めて訪ねてみたいな、と 思っているところです。 坂出北ICで下り、海側のさぬき浜街道を行った場合は途中、水色の京極大橋を渡ります。 そこで、右に瀬戸内海、左奥に讃岐富士、その少し右側の小高い山の上に 小さいですが、丸亀城が見えます。 橋を渡りきった右側が本島汽船で丸亀の離島へフェリーが発着しています。 丸亀城は、どちらかというと観光コースにはあまり入っていないのですが、 現存する十二古城のひとつで、特筆すべきは日本一の高さを誇る石垣です。 生駒親正が5年かけて築きましたが、生駒親正といえば織田信長の従兄弟で、 信長亡き後は秀吉に仕え、賤ヶ岳の戦いなど幾多の戦で活躍しました。 石垣は高い技術のもとで作られていることはもちろん、「扇の勾配」と呼ばれる 石垣が描く曲線が極めて美しいですし、各所で様々な積み方が見られるのですが、 石の面の合わせ方なども見逃せません。 丸亀城が築かれている山は66メートル、石垣は全部で４層にわたって作られているのですが、 それを合わせると60メートルになり、その高さは日本一、一層では31メートルで、 32mの大坂城に次いで２番目となります。 ちなみに全国トップ３を改めて書いてみますと、このようになります。 32m：大坂城　31m：丸亀城　30m：伊賀上野城です。 しかしながら、皆さんも下の方に掲載している写真をご覧になられて、 天守閣が小さめ？と思われたかもしれません。 1660年に造られたものですが、現存するお城の中では最も小さく、 高さは15メートル、三層からなる天守閣です。 昔、丸亀城の築城に携わった石工の重三は、いつも上半身裸になって 働いていたので「裸重三」と呼ばれていました。 殿様は、重三が手がけた石垣を見て、 「見事な石垣じゃ、これならば誰ひとり登れる者はおるまい」と言ったところ、 「な〜に、私なら棒1本で登ってみせましょう」とばかりにスルスルと 天守閣まで登りました。 もしや重三が敵に通ずるとまずい、と考えた殿様は、 二の丸にあった井戸を調べさせ、上から石を落として殺してしまいました。 実はこの伝説が伝わる二の丸井戸は残っており、 約65mで日本一深い井戸とも言われています。 丸亀藩二代目藩主の京極高豊により、造られた回遊式庭園です。 京極家の源流は近江のため、琵琶湖の近江八景になぞらえて、 1500本余の松の木を植えるとともに、海水を引き入れた池には8つの島が配されています。 16035坪の広大な名庭で、どこから見ても景観が美しく、 特に、朱塗りの邀月橋(ようげつばし)は30mあり、万象園のシンボルになっています。 ※邀月とは、月を迎えるという意味だそうです。 ところで、万象園はいくつかの映画のロケ地にもなっていますが、 「曲がれ!スプーン」という映画では、終盤で美しい邀月橋が映し出されます。 主人公の桜井米を演じるのは長澤まさみさん。 升毅さんや志賀廣太郎さんなど、お馴染みの俳優さんも多く出演されています。 やはり行ったことのある町や景色が映画で映し出されると感動も一入ですね。 1年に一度、クリスマス・イブにカフェ・ド・念力という喫茶店に、 超能力を持つエスパーが集まって、エスパーパーティを開くのですが、 そこにテレビ局のADをしている主人公が超常現象がテーマの番組取材で エスパーを探すため、カフェ・ド・念力を見つけるところからストーリーが始まります。 ファンタジーなストーリーではありますが、世界観が面白かったです。 皆さんもぜひ、ご覧になってみて下さいね。 ↓↓下記は中津万象園です。 ↓↓下記は丸亀城です。 ↓↓下記は丸亀城の二の丸井戸です。 （2024.05.28）

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