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2025年12月のバックナンバー記事

早いもので今年も年末ですね
皆さん、こんにちは!早いもので12月になりましたね。
今年も残すところあとわずか、1年を振り返りながらも、なんとなく慌ただしさの中に
少し寂しさを感じる季節でもあります。

バスの車窓から見える景色も、すっかり冬枯れて、落葉した木々の向こうに青空がよく
見えるようになりました。
それはそれで、葉の茂っている季節には隠れていたものが見えてきたりして、なかなか良いものですね。
12月のお仕事といえば、何といっても年末ツアーです。

紅葉シーズンが一段落して、次は師走の慌ただしさの中へ。
忘年会を兼ねた団体のお客様がいらっしゃったり、年内最後のお出かけを楽しむご夫婦や
ご友人同士のグループがいらっしゃったり、この時期ならではの、どこか華やいだ雰囲気が
バスの車内にも漂います。

お客様が「今年最後の旅行なのよ」とおっしゃるたびに、良い締めくくりになるよう、
こちらも自然と力が入るものでした。冬の観光地といえば、イルミネーションを
組み込んだナイトツアーも人気です。

私が特に印象に残っているのは、神戸のルミナリエです。
1995年の阪神・淡路大震災の犠牲者への鎮魂と、復興への願いを込めて始まったこのイベントは、
毎年12月に開催されるのが恒例でした。
元町から東遊園地へと続く光のアーチをくぐるとき、寒さも忘れてしまうような感動がありました。
お客様と一緒に光の中を歩きながら、「来年もまた来ましょうね」という言葉が自然と出てくる、
そんな場所でした。

ただ、夜間のツアーは集合や乗降のご案内がなかなかの緊張感で、光に見とれているお客様を
逃さないように、ガイドとしては目を皿のようにして辺りを見回していたものです。

それでも、バスに乗り込んだお客様が「綺麗だったわあ」と満足そうにおっしゃる
お顔を見ると、その緊張もすっかり報われる気がしました。さて、12月といえば、
もうひとつ欠かせない話題が冬至です。2025年の冬至は、先日の12月22日でした。

一年のうちで最も昼が短く、夜が長いこの日を境に、少しずつ日が延びていくことから、
古来より「太陽が再生する日」として大切にされてきました。冬至の風習として
広く知られているのが「ゆず湯」と「かぼちゃを食べること」ですね。
「ゆず湯に入ると風邪をひかない」といわれますが、これは江戸時代頃から銭湯で広まった
習慣とされており、ゆずの香りには血行促進の効果もあるといわれています。

現代では家庭のお風呂はもちろん、温泉施設や銭湯でも冬至の日にゆず湯を催すところが多く、
温泉地へのツアーではちょうど話題に上ることもあるのではないでしょうか。
かぼちゃについては「冬至に『ん』のつく食べ物を食べると縁起が良い」
という言い伝えから来ています。

かぼちゃは「なんきん」ともいいますし、「れんこん」「にんじん」「ぎんなん」
「きんかん」など、「ん」が2つつくものは特に運を呼び込めるとされ、
「運盛り」と呼ばれます。こういった話は、道中で「もうすぐ冬至ですが、
皆さん何か食べる予定はありますか?」などと問いかけると、
お客様がにこにこと応えてくださることが多く、車内がほんわかと温かくなる瞬間でもあります。
また、冬至は「一陽来復(いちようらいふく)」という言葉と結びつけて語られます。

陰が極まり、陽へと転じる節目、つまり「悪いことが続いた後に良いことがめぐってくる」
という意味で使われる言葉です。
「今年は色々あったけれど、冬至を境に運気が上がりますよ!」などとお客様にお伝えすると、
大変喜ばれますし、年末ならではの明るい締めくくりのひと言になりますね。京都では、
冬至の頃から南禅寺や建仁寺などで年末の大掃除にあたる「煤払い(すすはらい)」が行われ、
古刹ならではの大きな竹箒で堂内を清める光景は、この時期の風物詩のひとつです。

また、年末には各地の神社で「大祓(おおはらえ)」が行われます。
半年の罪や穢れを祓うこの神事は、全国の神社で行われていますが、
特に京都の吉田神社や西宮神社のものは規模が大きく、参拝者でにぎわいます。
年末ツアーのご案内の折に、そのエリアで行われる大祓についてひと言触れるだけで、
旅がただの観光にとどまらず、季節の節目を感じる特別な時間になりますね。

寒さも本番になってきますが、皆さんどうか体調に気をつけて、良い年末をお過ごし下さい。
また来年もどうぞよろしくお願いいたします!


(2025.12.26)

 
 
   
 
 
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